「日本の環境コンサルタント企業って、結局どこが強いんだろう?」
そう思って調べても、意外とまとまった情報は出てきません。
建設コンサルなのか。シンクタンクなのか。自然環境調査の会社なのか。それとも、脱炭素やESGに近いコンサルなのか。同じ「環境コンサル」と呼ばれていても、会社によって仕事の中身はかなり違います。
そこで今回は、環境省が公表している令和7年度・令和8年度の競争入札結果をもとに、環境・サステナビリティ関連の調査・コンサルティング業務を企業別に集計しました。
この記事は、環境コンサルタントを目指す学生・若手社会人、環境・サステナビリティ領域への転職を考えている方に向けて、企業名だけでは見えにくい「各社の得意領域」まで整理しています。
日本の環境コンサルティング会社 評価ランキングの調査方法
今回集計したのは、環境省の競争入札結果に記載されている契約金額です。具体的には、公開ExcelのJ列にある契約金額を、落札企業ごとに合計しました。
ただし、環境省の契約をすべてそのまま足し上げると、環境コンサルランキングとしては少しズレます。
たとえば、廃棄物の処分そのもの、工事、解体、仮置場運営、車両の賃貸借、物品購入、清掃、施設管理なども入ってくるからです。これらは環境省にとって重要な業務ですが、学生や若手が知りたい「環境コンサルタントの仕事」とは性質が異なります。
そのため、この記事では以下のような業務を中心に集計しました。
- 調査
- 検討
- 分析
- 評価
- モニタリング
- 制度運営支援
- 政策支援
- 実証事業の管理
- 環境・サステナビリティ関連のコンサルティング業務
反対に、廃棄物処分、工事、解体、車両賃貸借、単純な施設管理、物品購入などは、原則として除外しています。
つまり、このランキングは企業全体の売上高ランキングではありません。
環境省の入札結果から見た、環境・サステナビリティ関連の調査やコンサルティング業務に強い企業ランキングと考えてください。
もちろん、順位は年度によって変わります。ただ、上位企業を見ていくと、いま環境省の仕事でどんなテーマが動いているのか、どの会社がどの領域に強いのかは、かなり見えてきます。

日本の環境コンサルティング会社ランキングTOP10
令和7年度・令和8年度の環境省競争入札結果をもとに、調査・コンサルティング系の業務に絞って集計すると、上位企業は以下の通りです。
| 順位 | 企業名 | 契約金額合計 | 件数 | 主な領域 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 株式会社野村総合研究所 | 約25.3億円 | 13件 | 政策支援、脱炭素、ESG金融 |
| 2位 | 株式会社三菱総合研究所 | 約15.9億円 | 12件 | 温暖化対策、制度運営、SHIFT事業 |
| 3位 | 日本エヌ・ユー・エス株式会社 | 約14.1億円 | 31件 | PFAS、化学物質、水環境、放射線 |
| 4位 | 株式会社エックス都市研究所 | 約12.0億円 | 35件 | 資源循環、再エネ、脱炭素まちづくり |
| 5位 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 | 約11.2億円 | 27件 | GHG算定、国際制度、JCM |
| 6位 | 一般財団法人自然環境研究センター | 約11.1億円 | 40件 | 生物多様性、野生鳥獣、自然環境 |
| 7位 | いであ株式会社 | 約10.7億円 | 37件 | 水環境、モニタリング、自然調査 |
| 8位 | 株式会社KANSOテクノス | 約10.5億円 | 10件 | CCS、海洋環境、放射性物質 |
| 9位 | 有限責任監査法人トーマツ | 約7.6億円 | 10件 | EBPM、補助事業評価、実証支援 |
| 10位 | 株式会社環境管理センター | 約7.1億円 | 13件 | プラスチック資源循環、環境調査 |
このランキングを見ると、環境コンサルタント業界の幅広さがよく分かります。
上位には、野村総合研究所や三菱総合研究所のような大手シンクタンクが入っています。一方で、日本エヌ・ユー・エス、いであ、KANSOテクノス、環境管理センターのように、水環境、化学物質、放射線、環境分析、モニタリングに強い技術系企業も存在感を示しています。
さらに、自然環境研究センターのように、生物多様性や野生鳥獣に特化した専門機関も上位です。
環境コンサルといっても、ひとつの仕事ではありません。政策を支える仕事もあれば、水や土壌、生きものを調べる仕事もある。国際的な気候変動ルールを扱う仕事もあれば、地域の資源循環や脱炭素まちづくりに関わる仕事もあります。
ここを分けて見ないと、就職先や転職先を選ぶときにかなり迷います。
1位:株式会社野村総合研究所
野村総合研究所、いわゆるNRIは、日本を代表する大手シンクタンク・コンサルティング会社です。
環境専業の会社ではありません。会社全体で見ると、コンサルティングに加えて、金融IT、産業IT、IT基盤サービスなどを大きく展開しています。会社公表情報では、2026年3月期の連結売上収益は8,147億円、NRIグループの従業員数は16,894人です。
それでも今回の集計では、環境省の調査・コンサルティング系業務で1位になりました。
理由はシンプルで、環境再生、廃棄物対策、脱炭素先行地域、ESG地域金融など、金額の大きい政策支援案件を受けているためです。
NRIの環境領域は、現場で水質を測ったり、動植物を調べたりする仕事とは少し違います。
国の事業をどう進めるか。関係者にどう説明するか。進捗やデータをどう整理するか。政策効果をどう見せるか。
そうした、かなり上流の仕事です。
環境コンサルというより、政策、金融、IT、データ、コンサルティングの力を使って、脱炭素や環境政策に関わる会社と見る方が近いでしょう。
採用・キャリアの見方
NRIを「環境が好きだから入る会社」とだけ見ると、少しズレます。むしろ、政策、金融、IT、データ分析、コンサルティングの力を使いながら、環境・脱炭素領域に関わりたい人に向いています。
環境省案件だけを見ると環境色が強く見えますが、採用全体ではコンサルタントやシステムエンジニアなど、かなり幅広い職種があります。環境分野に配属されるとは限らない。それでも、国の大型案件を動かす力を身につけたい人には、面白い選択肢になります。
2位:株式会社三菱総合研究所
三菱総合研究所は、環境省案件で存在感の大きい大手シンクタンクです。
今回目立ったのは、環境再生、温暖化対策、SHIFT事業、ZEB、温室効果ガス排出削減指針などの業務でした。
簡単に言うと、三菱総合研究所は制度を作る側・運用する側に近い環境コンサルです。
脱炭素を進めるといっても、企業に「CO2を減らしましょう」と言うだけでは進みません。補助事業を設計する。ルールをつくる。対象企業を集める。実績を検証する。制度を改善する。こういう地味で大きな仕事が必要になります。
三菱総合研究所が強いのは、まさにその領域です。環境省の仕事を見ても、現場調査というより、制度運営や政策評価に近い案件が多くなっています。
採用・キャリアの見方
三菱総合研究所を目指すなら、環境の知識だけでは足りません。政策を読む力、制度を理解する力、データを整理する力、資料に落とし込む力、複数の関係者を動かす力が必要になります。
自然環境調査をやりたい人が第一候補にする会社というより、国の脱炭素政策や環境制度を動かす側に入りたい人向けです。文系・理系の両方に入口がありますが、「環境に興味があります」だけでは弱い。制度や政策をどう動かすかまで考えられる人の方が、相性は良いでしょう。
3位:日本エヌ・ユー・エス株式会社
日本エヌ・ユー・エスは、環境、エネルギー、安全、リスク評価などに強い専門コンサルティング会社です。
今回のランキングでは、PFAS、化学物質、水環境、放射線健康管理のような案件が多く入りました。
PFASや放射線、化学物質のリスク評価は、なんとなく環境に関心があるだけでは対応できません。化学、毒性、健康影響、リスク評価、調査設計などの知識が必要です。
その意味で、日本エヌ・ユー・エスは、環境コンサルの中でもかなり専門職らしい会社です。大手シンクタンクが政策や制度に近い仕事を担うのに対して、同社はもう少し技術やリスク評価に寄っています。
水環境、化学物質、放射線、健康影響、エネルギーと環境。このあたりのキーワードに反応する人は、かなり詳しく調べる価値があります。
採用・キャリアの見方
環境科学、化学、エネルギー、リスク評価、放射線、水環境に関心がある理系人材とは相性が良いはずです。
ただし、扱うテーマが専門的なので、志望動機は浅いとすぐに弱くなります。「環境に興味があります」ではなく、どの物質に関心があるのか、どのリスクを評価したいのか、人の健康や社会不安と環境問題をどうつなげて考えるのか。ここまで掘れると、見え方が変わります。
4位:株式会社エックス都市研究所
エックス都市研究所は、規模だけで見ると、NRIや三菱総研のような巨大企業ではありません。それでも、環境省案件では毎年のように名前が出てきます。
今回の集計でも、資源循環、再エネ、除去土壌、脱炭素まちづくり、水銀対策などが目立ちました。
この会社の面白いところは、環境と都市、環境と地域、環境と資源循環をつなぐ仕事が多いことです。
再エネを地域にどう入れるか。廃棄物をどう資源として回すか。脱炭素をまちづくりにどうつなげるか。化学物質や水銀の問題をどう管理するか。
こうした仕事は、机上の空論では進みません。調査も必要ですし、制度も見ます。自治体や事業者との調整も避けられません。
エックス都市研究所は、まさにそのあたりを得意としている会社です。
採用・キャリアの見方
少人数の専門集団で、環境政策や資源循環に深く関わりたい人には向いています。大企業のように配属先が多く分かれるというより、比較的早い段階から専門テーマに近い仕事へ入りやすい可能性があります。
一方で、規模が大きすぎない分、採用人数は限られるはずです。資源循環、廃棄物政策、再エネ、脱炭素まちづくり、国際環境政策に関心がある人は、仕事内容を細かく見ておくとよいでしょう。
環境コンサルらしい仕事をしたい。でも、単なる現場調査だけでなく、政策や地域づくりにも関わりたい。そういう人にはかなり面白い会社です。
5位:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三菱UFJリサーチ&コンサルティング、いわゆるMURCは、シンクタンク事業とコンサルティング事業を中心に展開する会社です。
今回の環境省案件では、GHGインベントリ、国際制度、JCM、パリ協定、国際炭素市場メカニズムなどが目立ちました。
少し難しい言葉が並びますが、要するに気候変動政策と国際ルールに近い仕事です。
JCMや国際炭素市場という言葉にピンと来ない人もいると思います。簡単に言えば、日本が海外とも連携しながら温室効果ガス削減を進めるための制度や仕組みに関わる仕事です。
国内の川や山を調べるというより、国際制度、排出量算定、政策調査、気候変動交渉の周辺にいる会社と見た方がわかりやすいでしょう。
採用・キャリアの見方
MURCは、環境系の理系だけが見る会社ではありません。国際関係、政策、経済、金融、法制度、英語、データ分析。こうした領域に強い文系人材にも入口があります。
環境を「自然を守る仕事」としてだけでなく、国際制度、金融、政策、企業戦略のテーマとして扱いたい人に向いています。
学生の場合、サステナビリティや脱炭素を語るときに、国内の環境問題だけでなく、国際ルールや金融の視点まで持てると差別化しやすくなります。
6位:一般財団法人自然環境研究センター
自然環境研究センターは、生物多様性や野生動物、自然環境に関心がある人なら、かなり見ておきたい組織です。
今回の集計では、野生鳥獣、生物多様性、渡り鳥、世界自然遺産地域など、生きものに近い案件が多く入りました。
環境コンサルというと、最近は脱炭素やGXの話になりがちです。しかし、自然環境調査や生物多様性も、間違いなく環境コンサルの大きな領域です。
野生動物の生息状況を調べる。希少種を保全する。外来種対策を考える。自然環境のモニタリングを続ける。世界自然遺産地域の保全に関わる。
こうした仕事は、数字だけでは語れません。現場に出る力、地道に観察する力、専門知識を報告書にまとめる力が必要になります。
採用・キャリアの見方
自然環境研究センターは、民間企業というより専門機関に近い存在です。大企業のように大量採用するタイプではないでしょう。
その分、生物、森林、動物、植物、保全生態学、フィールド調査に関心がある人にとっては、専門性を活かしやすい職場です。学生時代の研究テーマや、現場経験、調査経験が見られやすい領域でもあります。
「自然が好きです」だけでは足りません。どの生物群に関心があるのか。どの地域で、どのような調査経験があるのか。そこまで言えると強くなります。
7位:いであ株式会社
いであは、環境コンサルタントと建設コンサルタントの両方の色を持つ、技術系の大手企業です。
今回のランキングでは、水環境モニタリング、水銀モニタリング、有明海・八代海等の再生対策、水俣条約関連の調査などが目立ちました。
いであは、学生がイメージしやすい「環境コンサル」にかなり近い会社です。
現場に行く。水や生きものを調べる。データを分析する。環境への影響を評価する。報告書にまとめる。
もちろん仕事はそれだけではありません。ただ、理系学生や環境系専攻の人が、自分の学びを仕事に結びつけやすい会社であることは間違いありません。
採用・キャリアの見方
環境科学、生物、水質、土木、都市計画、化学分析、環境アセスメントに関心がある人は、具体的な職種まで見ておきたい会社です。
いであの場合、技術系企業としての色が強いため、研究内容や専門分野が仕事に結びつきやすい一方、報告書作成や顧客対応も避けられません。
現場が好き。でも、調査だけで終わらず、分析や提案までやりたい。そういう人には合いやすいでしょう。
8位:株式会社KANSOテクノス
KANSOテクノスは、関西電力グループの総合環境エンジニアリング企業です。
今回の環境省案件では、CCS、海洋環境、水環境中の放射性物質、モニタリングなどが中心でした。
CCSとは、二酸化炭素を回収して地中などに貯留する技術です。脱炭素を進めるうえで注目されている分野ですが、扱うには環境だけでなく、エネルギー、地質、海洋、分析、モニタリングの知識も関わってきます。
KANSOテクノスは、単なる環境調査会社というより、電力・インフラ・環境技術の間にいる会社と考えた方がわかりやすいです。
水を調べる。海を調べる。放射性物質の影響を見る。CO2の貯留に関わる。インフラやエネルギーの知識も使う。
環境コンサルの中でも、かなり技術寄りの領域です。
採用・キャリアの見方
環境だけでなく、土木、建築、エネルギー、分析、モニタリングに関心がある人と相性が良い会社です。
電力会社グループという背景もあり、インフラやエネルギーに近い仕事へ関われる可能性があります。環境をやりたい。でも、自然環境調査だけではなく、エネルギーやインフラにも関心がある。そんな人は、候補に入れておく価値があります。
9位:有限責任監査法人トーマツ
有限責任監査法人トーマツは、名前だけ見ると会計監査の会社に見えます。
ただ、今回の環境省案件では、EBPM、補助事業評価、脱炭素技術実証、エネルギー対策特別会計の評価・分析などで上位に入りました。
EBPMとは、データや根拠に基づいて政策を考えることです。つまり、国の脱炭素政策や補助事業が、本当に効果を出しているのかを検証する仕事です。
これは、自然環境調査とはまったく違うタイプの環境・サステナビリティ業務です。
トーマツの場合、環境を「測る」のではなく、政策や事業を評価する仕事が中心に見えます。
会計、監査、ガバナンス、データ分析、補助事業評価、脱炭素実証。このあたりに関心がある人にとっては、環境・サステナビリティ領域への別ルートになります。
採用・キャリアの見方
環境系の理系だけが目指す会社ではありません。会計、経営、公共政策、データ分析、コンサルティングに関心がある人にも入口があります。
サステナビリティを「自然環境」ではなく、「企業活動や政策の評価」として見たい人には相性が良いでしょう。環境コンサルというより、脱炭素政策や補助事業を評価するサステナビリティコンサルに近い立ち位置です。
10位:株式会社環境管理センター
環境管理センターは、環境調査、分析、環境アセスメント、土壌地下水、水質、自然生態系、放射能・放射線調査などを幅広く扱う会社です。
今回の集計では、プラスチック資源循環、水環境、放射性物質モニタリング、河川・湖沼のプラスチックごみ調査などが目立ちました。
この会社は、かなり現場寄りです。
土壌を調べる。水質を分析する。生態系を調査する。放射能や大気、騒音などを測る。環境アセスメントに関わる。
環境コンサルの中でも、調査・分析を仕事にするイメージが持ちやすい会社です。
プラスチック資源循環のように、最近の政策テーマにも関わっていますが、根っこにあるのは環境調査・測定・分析の技術です。
採用・キャリアの見方
実験、分析、フィールド調査、環境測定に関心がある人とは相性が良い会社です。
水質、土壌、大気、騒音、自然生態系、環境アセスメントなど、環境分野の基礎的な調査を仕事にしたい人は、候補に入れておきたいところです。
華やかな戦略コンサルというより、現場に近い環境の専門職。そういう仕事を求める人には、かなり分かりやすい選択肢です。
このランキングから見えること
今回のランキングを見ると、環境コンサルタント業界は大きく3つに分かれます。
1. 政策支援型の大手シンクタンク
野村総合研究所、三菱総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが代表例です。
これらの会社は、現場調査よりも、国の政策や制度に近い仕事が多くなります。脱炭素政策をどう進めるか。温室効果ガスの排出量をどう把握するか。補助事業の効果をどう測るか。国際的な気候変動ルールにどう対応するか。こうしたテーマを扱います。
文系・理系の両方にチャンスがあります。ただし、求められるのは「環境が好き」という気持ちだけではありません。制度を理解する力、データを読む力、文章にまとめる力、関係者を動かす力が必要になります。
2. 技術系・調査系の環境コンサル
日本エヌ・ユー・エス、いであ、KANSOテクノス、環境管理センターなどが該当します。
これらの会社は、水環境、化学物質、放射線、PFAS、自然環境、モニタリング、環境分析など、理系の専門性を活かしやすい仕事が多いです。
環境科学、生物、化学、土木、建築、農学、エネルギー、海洋、地理情報などを学んできた人にとっては、比較的イメージしやすい領域でしょう。
実験室で分析する仕事もあります。現場に出て調査する仕事もある。そして、最後は報告書にまとめる力が求められます。
3. 自然環境・資源循環に強い専門組織
エックス都市研究所、自然環境研究センターなどは、資源循環、廃棄物政策、生物多様性、野生鳥獣、地域の脱炭素まちづくりに強みがあります。
最近は脱炭素やGXに注目が集まりがちです。しかし、自然環境や資源循環も、これからますます重要になります。
生物多様性、TNFD、自然資本、サーキュラーエコノミー、プラスチック資源循環。このあたりに関心がある人は、シンクタンクだけでなく、専門機関や技術系企業も見ておくべきです。
環境コンサルタントを目指す人への見方
ランキング上位だからといって、必ずしも全員に向いているわけではありません。
大手シンクタンクでは、政策や制度に近い仕事が多くなります。技術系コンサルでは、現場調査や分析、専門知識が求められます。自然環境系の組織では、生物やフィールド調査への関心が重要です。
大切なのは、企業名だけで選ばないことです。
自分は、政策や制度に関わりたいのか。現場で環境を調べたいのか。データを分析したいのか。生きものや自然環境に関わりたいのか。脱炭素やGXに関わりたいのか。
この違いを考えるだけで、見るべき企業は変わります。
環境コンサルタントという言葉は便利ですが、実際の仕事は一枚岩ではありません。だからこそ、ランキングを見るときは、順位だけでなく、どんな業務を落札している会社なのかまで見ることが大切です。
環境コンサル求人を探すなら、圧倒的におすすめのエージェントは3社です
環境コンサルタントの求人は、一般的な求人サイトだけでは探しにくいことがあります。 自然環境調査、環境分析、脱炭素、GX、再エネ、サステナビリティ推進など、同じ「環境・サステナ領域」でも仕事内容がかなり違うためです。
そこで、環境・サステナビリティ領域で転職を考えるなら、まずは以下の3社を押さえておくのがおすすめです。 迷う場合は、最初にエコリクで領域全体を見て、必要に応じてサスキャリやMyVisionを併用すると進めやすくなります。
エコリク
環境・サステナ転職の第一候補
環境コンサル、再エネ、脱炭素、GX、サステナビリティ推進、自然環境、環境分析まで幅広く見たい人向けです。 未経験・若手でも、まず業界全体を知る入口として使いやすいサービスです。
サスキャリ
サステナ専門求人を追加で見る
サステナビリティ職に本気で絞りたい人、エコリク以外の専門エージェントの意見も聞きたい人に向いています。 求人や担当者の視点を増やしたいときの併用先です。
MyVision
サステナコンサル・GXコンサル狙い
総合コンサル、戦略ファーム、BIG4、GXコンサル、サステナビリティコンサルを狙う人向けです。 ケース面接やコンサル業界特有の選考対策が必要な人は併用すると安心です。
まずはエコリクで環境・サステナ領域全体を確認し、求人や視点を広げたい場合はサスキャリ、コンサルファームを本格的に狙う場合はMyVisionを追加する流れが現実的です。
よくある質問
環境コンサルタントランキングは何を基準にしていますか?
環境省の令和7年度・令和8年度競争入札結果をもとに、調査・検討・分析・評価・支援・モニタリングなど、環境コンサルティングに近い業務の契約金額を企業別に集計しています。企業全体の売上高ランキングではありません。
なぜ廃棄物処分や工事の契約は除外しているのですか?
金額としては大きいものの、学生や若手が知りたい「環境コンサルタントの仕事」とは性質が異なるためです。この記事では、調査、分析、政策支援、モニタリング、制度運営支援など、環境コンサルタントやシンクタンクが関わる業務を中心に扱っています。
環境コンサルタントは理系でないと目指せませんか?
自然環境調査、水環境、化学物質、分析、環境アセスメントなどは理系の専門性が活きやすい領域です。一方で、政策支援、制度運営、ESG、脱炭素、国際制度、サステナビリティ推進などでは、文系の経験が活きる場合もあります。
ランキング上位の企業に入れば環境コンサルの仕事ができますか?
必ずしもそうとは限りません。大手シンクタンクや総合企業では、環境・サステナビリティ領域は会社全体の一部です。応募前には、採用職種、配属可能性、担当領域、過去のプロジェクトを確認する必要があります。
環境コンサル求人はどこで探すのがよいですか?
総合型求人サイトでも探せますが、環境コンサル、自然環境調査、環境分析、脱炭素、GX、再エネ、サステナビリティ推進などを広く見たい場合は、環境・サステナビリティ領域に強い専門エージェントも併用すると探しやすくなります。
注意書き
※本ランキングは、環境省の令和7年度・令和8年度競争入札結果をもとに、調査・検討・分析・評価・支援・モニタリング等の業務を抽出し、契約金額を企業別に集計したものです。企業全体の売上高、社員数、利益、民間企業からの受注実績を示すものではありません。また、廃棄物処分、工事、車両賃貸借、施設管理、物品購入等の業務は、環境コンサルティング業務とは性質が異なるため、原則として集計対象から除外しています。
参考資料:環境省 令和7年度・令和8年度 競争入札結果、各社の会社概要・事業紹介・採用情報リティコンサルタントや他の省庁の受託実績もいずれはご紹介できればと思います。

