ソフトバンク、法人の脱炭素を支援するクラウドサービス「クラウド炭素管理」提供開始:CO2算定・可視化から製品提案まで

「クラウド炭素管理」の画面イメージ

ソフトバンクは10月1日、法人向けに、脱炭素経営を支援するクラウドサービス「クラウド炭素管理」の販売を開始した。

「クラウド炭素管理」は、ゼロボードが開発・提供するGHG(温室効果ガス)の排出量を算定・可視化するクラウドサービス「Zeroboard」を基に、ソフトバンクが提供する法人向けのソリューションなどとの連携を見据えて最適化されたクラウドサービスです。国内外のサプライチェーン排出量(Scope1-3※1)や商品別・サービス別の排出量(カーボンフットプリント※2)を算定・可視化する他、削減効果や削減貢献量などの可視化が可能になった。

ソフトバンクは、「クラウド炭素管理」を利用して、企業の脱炭素化に向けた戦略の立案と実施に関するコンサルティングを行うほか、ソフトバンクの法人向けソリューションと組み合わせて、カーボンニュートラルの推進を幅広く支援する。例えば、位置情報を取得できるソフトバンクのIoTデバイスを車両に組み込むことで、走行時間や距離などのデータを収集し、「クラウド炭素管理」と連携させます。これにより、CO2排出量を正確に計算し、迅速に可視化することができ、脱炭素化に向けた具体的な対策を素早く検討できるようになります。

「クラウド炭素管理」とソフトバンクのIoTデバイスの連携イメージ
「クラウド炭素管理」とソフトバンクのIoTデバイスの連携イメージ

活動量(調達量や使用量)を入力するだけで、国際基準であるGHGプロトコルに準じたCO2排出量の算定が可能。サプライチェーン全体(Scope1〜3)の算定に対応するほか、第三者機関からISO14064-3に準拠した妥当性評価を取得したシステムとなっている。

使いやすいUIと見やすいダッシュボードを備えており、専門知識がなくてもデータを可視化し、削減管理を行うことが可能です。これは、顧客企業や消費者向けのカーボンフットプリントの算定に対応。また、温対法や省エネ法、地方自治体の条例への対応状況を取りまとめるレポーティング機能も提供しており、気候変動への企業の取り組みをステークホルダーに分かりやすく伝えるのに役立ちます。さらに、他のシステムとデータを連携させることや、サプライヤーからデータを収集し連携することも可能となっています。

(出典:ソフトバンク株式会社)

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