【2022年】サステナブルな仕事と就活ノウハウまとめ

仕事と就活ノウハウまとめ

この記事は下記の方にお勧めな内容となっています。

以下の疑問が解消できます

□ サステナブルな仕事がどんなものか知りたい
□ サステナビリティをテーマにした就職・転職の効率的な実現方法を知りたい

大学生向けには、下記の記事もありますのでそちらもご覧ください。

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「仕事探し」も「サステナブル」を意識する時代

サステナブルやSDGsに貢献する仕事への就職・転職熱が、少なくともこの20年間の間でかつてないほど高まっています

電通がここ数年継続して行っている意識調査では、2022年のSDGsの認知率は86.0%となり2018年2月実施の第1回調査からは約6倍にも増加しています。

「サステナブル」や「持続可能」というキーワードや、SDGsの虹色のカラーホイールを使った広告は町中の至る所で見かけられますよね。

商品を手に取れば、エシカルやプラスチックフリー、FSCやMSCなどの環境ラベルが貼られていたりと「サステナブル」は私たちの生活にここ数年で広く浸透し、一般化してきたと言えます。

電通 第5回「SDGsに関する生活者調査」

Co2

そんな時代ですので、就活にも「サステナブル」のモノサシが影響を与えています。仕事探しでおなじみのIndeedの調査によれば、最近5年間(2016年~2021年)で「SDGs」を含む仕事掲載数はなんと700倍以上に増加しています。

Indeed「SDGsを含む求人掲載数は1年で4倍以上に」

エン・ジャパンが実施した3,000人に聞く「SDGs」意識調査では、65%が「転職先を選ぶうえで企業のSDGsに対する姿勢や取り組みを重視する」と回答。さらに8割が「仕事でSDGsに関わりたい」と回答。関わりたい理由、第1位は「仕事でも社会貢献性を感じたいから」ということがアンケート結果から分かりました。

企業のSDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由のトップ3

■「企業もSDGsへ取り組むべきだから」
■「はたらく環境へ影響がありそう」
■「企業の将来性を判断できる」

エン・ジャパン「転職希望者3,000人に聞くSDGs意識調査」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/28694.html

一過性の流行りではなく、日々の生活の意識や、仕事選びにもSDGsやサステナビリティが浸透しつつあることは間違いなさそうですね。

この影響が特に顕著なのが、いわゆるZ世代と言われる若年層です。

学生向けの就活イベント大手の学情が行った2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした調査によれば、「SDGs」の認知率は、96.2%。さらに全体の7割弱の学生が「企業がSDGsに取り組んでいることを知ると、志望度が上がる」と回答しています。

自然災害をはじめ、さまざまな危機と隣り合わせで過ごして来た彼らZ世代は「サステナビリティ・ネイティブ」であり「意識が高い」一部の人が知っているような概念ではなく、学校でも当然のようにサステナビリティを教えられ、社会課題を自分ごと捉え、深いレベルで考えて来た世代と言われています。

消費活動でも「価格の安さ」ではなく、地球環境や社会課題に対する意義や価値は何か。納得できるだけの意味を備えているかが大切です。彼らが就職活動をするとなれば、仕事選びもサステナブルを意識するようになるのは至極当然な流れに感じられますね。

※とはいえ、Z世代が自らをZ世代と名乗らないように、マーケティング観点でグルーピングされたものであり全てのワカモノを表すものではないことは念頭に入れておくべきでしょう。あくまでも世代の特徴の1つ、そうした志向を持つ層が一定数いる程度にとどめておく、くらいですね。

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そもそもサステナブルな仕事とは何を指すのか

それでは仕事とSDGsの関わりサステナブルな仕事とは具体的にどのようなものが該当するのでしょうか。

  1. 環境問題や自然保護に貢献する仕事
  2. SDGs17目標に合致する仕事
  3. ESG評価に優れた会社の仕事

いろいろな考え方がありますので整理していきましょう。明確な定義は恐らく国内的にも世界的にもありません。①環境問題や自然保護に貢献する仕事 のような環境問題に取り組む仕事とすればイメージもしやすく、環境省が定義する「環境産業」では、公害対策、地球温暖化対策、廃棄物処理、自然環境保全の4つに分類されています。

環境省 環境産業の市場規模・雇用規模
環境省 環境産業の市場規模・雇用規模

ただ環境配慮とは言え石油・ガソリン産業・低燃費ガソリン車が環境産業として未だに統計に含まれている点など、現代を生きる私たちにはやや疑問に思える点もあります。

では②SDGs17目標に合致する仕事 のようなSDGsのラベルが事業内容と併せて紹介されている仕事や企業はどうでしょうか?


最近の企業ホームページでは、至る所でSDGsのカラーホイールや17のラベルが見られますね。
ただ、これらの使用は自由であり、誰かが監修したり、公的なお墨付きや認定を与えているわけではなく、それぞれ企業が独自の解釈で掲載しているに過ぎません。

一部業界団体などで認証やアワードも観られますが、プロセスが不透明だったり、属人的だったり、年度ごとの違いが見受けられ一定ではなく環境ラベルISOのようなものとは位置づけは大きく異なります。そのため「我が社はSDGsの達成に事業を通して貢献しています」と記載しても、見る人次第では「どこが?」となってしまうケースも少なくありません。

各目標と自社の事業や事業特有の課題を詳細に分析し、重要な課題を特定すること(マテリアリティ)が不十分なケースは、実態とかけ離れた見せかけだけの取り組みや宣言「SDGsウォッシュ」「グリーンウォッシュ」と言われてしまいます。

何よりSDGsは17目標全てに会社が貢献することを義務付けるようなものではありません。SDGsを題した就活サイトやイベントも増えて来ていますが、出展企業、運営サイド、あるいは参加者も、認識や分析能力に差があると、逆に企業本来の姿を見るうえで邪魔になってしまうケースもあるでしょう。

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世界的に注目の集まるグリーンジョブとは?

グローバルでは「グリーンジョブ」という言葉があります。日本ではあまり馴染みがない言葉ですが、国際労働機関(ILO)国連環境計画(UNEP)が定義しているもので既に2007年から使われています。
ILO(International Labour Organization)では「エネルギーと原材料の効率改善」「温室効果ガスの排出制限」「廃棄物と汚染を最小限に抑制」「生態系の保護および復元」「気候変動の影響への適応支援」に貢献する仕事と大枠を述べています。

グリーンジョブの最も重要で画期的なポイントは、ディーセントワーク(働きがい)の要件を満たしていることです。いかに環境に貢献していても、従業員が過酷な労働環境であったり、ステークホルダーやサプライチェーンに負担を強いていたりする仕事は決して「グリーン」ではないということです。

それらを前提条件としてクリアし、かつ気候変動やSDGsといった世界が今まさに解決しなければならない優先的な社会課題に対してアプローチしていく仕事がグリーンジョブです。

グリーンジョブは、新型コロナによって改めて世界で注目されるようになり、コロナ流行後の新たな世界を創り出す必要不可欠なものとして国連の呼びかけをきっかけに、欧州を中心に各国で脚光を集めています。

国連は各国政府に対し、より持続可能でレジリエントかつ包摂的な社会を作り上げる 『より良い復興(ビルド・バック・ベター)』を遂げるよう呼びかけ、欧州委員会は、新型コロナからの経済回復に際して、脱炭素化も同時に進めるべきとのイニシアティブ『グリーン・リカバリー』を提唱しました。

フランス、ドイツでは、およそ60兆円の欧州復興プログラムへの共同提案を公表し、脱炭素化に取り組む企業への国家補助金の適用緩和や、セクター別グリーンリカバリー・ロードマップの策定がなされました。

イギリスでは、LGA(Local Government Association)が経済回復に向けて『グリーン・ジョブ』の雇用を促進していくべきと主張。今後10年で70万人、2050年までには100万人以上のグリーン・ジョブが創出されると試算しました。

グリーンジョブは、若年層のキャリアとセットで語られることが多く、世界では、次世代を生きる若者のキャリアを語るうえで無くてはならないものと位置づけて考えられています。

国連環境計画 GEO-6 Youth Asia Pacific グリーンジョブを目指す若者のためのレポートでは世界各国のグリーンジョブと若者に対する支援策や現状がまとめられていますので是非ご覧になってみてください。

グリーンジョブを目指す若者のためのレポート

最近の動きとしては、2022年6月にストックホルム+50が開催されました。

1972年6月にストックホルムで初めて開催された国連人間環境会議の50周年を記念して行われたもので、若者とグリーンジョブという内容で国連担当者や行政、大学研究者、一般企業や人材会社の担当者が登壇し、グリーンジョブの現状や将来予測、普及拡大に向けた課題が議論されました。

セッション内で行われた最新の研究報告では、グリーンジョブは2050年までに再生可能エネルギー関連の仕事を中心に、10億人以上の雇用を生み出すと言われています。


しかし、それだけの雇用を生み出せたとしても、現在の教育体制ではそこに従事するだけのスキルを持った人材を輩出できず、気候変動対策を実現できる人材は圧倒的に不足しているそうです。

だからこそ、若者の基本的なスキルセットとしてグリーンジョブに関わるスキルが必要であり、現在働いている社会人にとっても、リカレントリスキリングにより、グリーンジョブのスキルを習得していくことが広く求められています。

日本ではまだまだ聞きなれないグリーンジョブですが、世界でみると大きなムーブメントとなっています。特にディーセントワーク(働きがい)が前提条件である点は働き手にもフォーカスされていることから、倫理的(エシカル)な側面も兼ね備えていてとても時代にマッチして共感できますね。

自分にも社会にもよい仕事がたくさん増えていくことで世界が良い方向に変わっていくことを大いに期待します。

話を戻しますが、サステナブルな仕事とは何か?という疑問に対して、究極的には矛盾するようですが全ての仕事がサステナブルでありグリーン化していくことが理想形だと思います。
どのような仕事も組織も、SDGsの17目標に代表されるような社会課題の解決に貢献し、地球、社会、会社、働く個人も持続可能であることが望ましい姿ではないでしょうか。

本サイトでは、管理人を含めた運営チームのバックグラウンドから、上述のグリーンジョブをベースとしてサステナブルな仕事やキャリアについて発信していきます。

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国内の具体的な仕事の事例

サステナブルな仕事について、グリージョブなどの事例を紹介しながらまとめてみましたが、まだまだ抽象的な部分も多いので、業種ベースで国内の具体例を挙げていきます。

<コンサルティング>
□ 環境科学・環境技術に特化したコンサルティング会社
□ 企業のESGやサステイナビリティ経営支援に特化したコンサルティング会社

<金融機関>
□ ESGやサステイナビリティの指標に基づき投資活動や資産運用を行う投資家(銀行や証券といった金融関係の企業のほかGPIFなどの公的機関もあります)
□ サステイナビリティの指標に基づき企業を格付けする評価機関

<制作会社>
□ 企業のサステイナビリティ情報を開示するためのツール(紙・WEBサイト)制作企業

<シンクタンク>
□ 気候変動はじめ様々なグローバル社会課題、環境問題について調査し、政策に対する提言や実行を支援する調査・研究機関

<そのほか、環境問題や社会課題に直接的なサービスを提供する専業会社>
□ サーキュラーエコノミーの根幹を担う廃棄物処理事業者
□ 環境汚染物質を測定、除去する環境計量証明事業所
□ 気候変動対策に則ったまちづくりを行うゼネコンや建設コンサルタント
□ 水インフラを担う水処理プラント運営会社
□ 再生可能エネルギーの開発や発電プラントの運転管理、新電力事業者
□ 持続可能な手法で生産、流通される農林水産業
□ 森林資源や海洋資源の保護、保全活動を行う組織

上記のような企業に勤務し、サービス・ソリューションを提供する役割を果たしている人はサステナブルな仕事に従事していると言えるでしょう。

しかしそれだけではなく、会社や業種で表す以外に、会社組織自体のサステナビリティを推進する仕事など、業種関係なしに共通する役割も存在します。

<事業会社>
□ メーカー、商社等様々な事業会社内におけるサステナビリティ推進部門の仕事
  ※CSR部、環境部、SDGs推進室、ESG戦略部など呼び方は様々
□ 上記専業部門に限らず、広報、調達、法務、総務など部門内でのサステナビリティ推進を先導する役割

こちらについては下記の記事で詳細を詳しく記載していますので、是非ご覧ください。自分の仕事とサステナビリティの関係を把握するうえでも参考になると思います。

上記には含めていませんが、最近はサステナブルの界隈でもIT・テック系企業の活躍が目覚ましく、膨大なデータの収集と分析に基づき、企業の脱炭素化やカーボンニュートラルを支援するためのITツールを開発、導入、コンサルティングする企業や、データ活用による農業など一次産業の効率化に貢献するベンチャーも増えていますので、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進するITサービスの分野も注目です。

公務員は、環境問題や社会課題に取り組む政策を実行する主体として機能するほか、教育においても重要な役割を果たします。自治体や地域のNPOが行う環境教育的な物に限らず、学校教育においてもSDGsや持続可能性を意識したプログラムやコースも増えています。どれも地球環境、社会、企業、そして個人をサステナブルにしていくためになくてはならない仕事であり今後も間違いなく必要であり成長する仕事です。

管理人は仕事柄、上記のテーマ、部署で働くたくさんの人々とお会いし、現在も仕事をさせていただいていますが、年齢関係なく、熱量、行動力、人柄に秀でた尊敬できる方々が多いと感じます。長期的な時間軸で物事を考え、社会全体の利益を主語としてお話ができる人たちです。責任感やプレッシャーはありつつも使命感を持って輝いてい人たちであり、そんな人たちと仕事をすることで自分自身も成長できていると実感しています。

サステナブルな仕事で働いてみたいと思う人材が増えることは、持続可能で幸せな社会を創ることに繋がると管理人は考えています。

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サステナブルな仕事に就くための具体的な就活方法は?

少し前(少なくとも私が学生だった2010年頃)は、グリーンジョブやサステナブルなビジネスの就職・転職情報は大変見つけ辛かったのですが、最近では環境エシカルESGなどサステナビリティをテーマにした専門的な就職支援サービスも増えています。

しかしITやマーケ、コンサル職などのテーマと比較すればまだまだ少ないのが実情です。人材サービス側も職種や業種のように、上手く分類や整理ができないことも関係していると思います。

自分が転職活動を行った際も、「わざわざ時間をかけて希望や経歴の話をしたのに、何も求人を提示してもらえなかった」ということは良くありました。

確かに当時はまだ馴染みがなかった「サステナブル」「気候変動」「ESG」といったキーワードを並べ立てた私の拘りが強かったことも問題なのですが、世界展開する大手人材会社でもキャリアカウンセリングしたのに「なしのつぶて」な状態でした。

提示されたとしても「サステナビリティなんだけど、わたしの専門とは全然違うよ…」とか、コレジャナイ感が漂う提案は少なくありませんでした。どうやらこの苦労は管理人あおみに限らず、この業界をはじめて志望する人、この業界で既にキャリアを積んでいる人あるあるのようです。

そこで本記事では、サステナビリティをテーマとした就職・転職活動を自分に合った方法で効率的に進めていける手法についてマニュアル化を試みました。

サステナビリティ・環境の仕事をして実際に転職も果たした管理人や運営協力者の方々の体験談も踏まえて作成しています。就活にかける時間を大幅に削減できるだけでなく、生涯にわたって付き合えるキャリア形成の良きパートナーを見つける参考となりますので是非ご覧ください。

【社会人向け】サステナブルな就活マニュアル

効率面で圧倒的にエージェントサービス利用がおススメ!

就活・転職の仕方として、メジャーな方法は2パターンあります。一つは掲載されている求人から直接応募をして、企業の採用担当者と直接連絡を取っていくナビサイトを利用したものです。もう一つが、就職支援の担当者がつき、利用者のこれまでの経験や今後の希望をヒアリングしたうえで、企業とのマッチングや面接フォローを個別に対応してくれるエージェントサービスです。

効率の観点から圧倒的にエージェントサービスあるいはナビサイトでもエージェントのスカウトサービスが含まれるサイトをおすすめします。

特に、転職活動自体が初めての人サステナブルビジネスについてまだよくわからない面接対策をして欲しい、と言う人にとっては特におススメします。

求人募集の見方や応募書類の書き方、エントリーの仕方、連絡、採用条件の交渉、退職までの流れ、などなど転職活動には色々なポイントがあり、転職活動を数多くこなさなければ、なかなか知る機会がありません。

この辺りの情報を無料で提供してくれるエージェントサービスは求職者側にとってはメリットばかりでとても助かります。不動産の仲介のように思えますが、大きく異なる点は費用が掛からない、という点です。エージェントサービスは人材を採用する企業側に成功報酬の形で手数料を得て収益を得ています。この点は不動産仲介とは異なる点です。

ただし、不動産仲介がデータベースを共有しているため、ほぼどこの店でも同じ情報を提供できる一方で、転職エージェントは得意分野や支援の方針など担当者さんや会社によってかなりバラつきがあります。そのため、自分にマッチしたエージェントと出会うことが就活の結果に大きく影響します。

では、そのエージェントサービスを活用する流れについてご説明していきます。

①【基本】求人数が圧倒的に多い大手求人サイト・エージェントに登録&カウンセリング
②【応用】自分の志向と経験にマッチした専門エージェントに登録&カウンセリング

step1 【基本】求人数が圧倒的に多い大手求人サイト・エージェントに登録&カウンセリング

まず初めにやることは、求人数が圧倒的に多い大手人材サービスを利用してみましょう。サステナビリティに特化したわけではありませんが、日本を代表する大手企業の求人はほとんどが大手サイトに集まります。

特に、若年層・若い世代の方を対象にしたポテンシャル重視や未経験応募可能な求人が集まっています。最近ではサステナビリティをテーマにした求人も増えていますので、経験者から見ても、求められる経験値以上の待遇となっている「穴場的」なポテンシャル求人もあります。

1.doda
TVCMでもWEB広告でも多く見かける大手総合人材サービスであるパーソルが提供する求人サイトです。自主エントリーもできますし、こちらのサイトに情報を登録しておくことで複数の転職エージェントからのスカウトや企業からの直接スカウトも期待できるサービスです。

求人サイトは数多くありますが、社名が公開されている求人サイトの中でも特にメーカーや商社、IT、サービス、金融など事業会社のサステイナビリティ推進担当者の求人を多く扱っていることが最大のおすすめポイントです。上場企業はもちろんのこと、業界を代表するサステイナビリティ先進企業の求人も掲載されます。事業会社のサステナビリティ担当に関心がある方は登録しておいて間違いありません。

また、dodaに経歴情報を登録しておくことでdodaを利用している複数の転職エージェントから非公開案件のスカウトが入ることもあります。その他にも、自分自身の閲覧履歴やお気に入りの情報から自動でおススメの求人がメール配信されるのですが、案内の精度もかなり高いです。

急ぎの転職活動ではない方であれば情報収集として始めるのにも、うってつけのサイトと言えます。経歴情報を入力し、自分の気になる求人を閲覧していくほど希望に近い求人の提案精度が上昇していきますので、まずは経歴を登録するところから始めてみてください。

2.マイナビAGENT
こちらも知名度抜群の人材会社大手マイナビが運営する人材紹介サービスです。dodaと違う点はマイナビAGENTは人材紹介サービスのため、求人を閲覧できるだけの転職サイトと異なり、マイナビのキャリアアドバイザーが必ずエントリー時にはサポートに入ります。

なぜ数ある大手の中でもマイナビAGENTを勧めるかというと、アドバイザーとの面談調整の日程候補日がかなり幅広く提示されるので在職中でも面談が実施しやすいところ、複数の求人をスピーディに提示してもらえるところです。

結局のところ、具体的な求人がなければ何も始まりませんので、まずは希望やイメージとかけ離れていても「自分の経歴や希望ならこんな求人が応募できるんだ」という相場観の把握にはうってつけのエージェントサービスとなっています。

逆に言えばキャリアカウンセリングやじっくり転職活動を進めてみたい、と言う人には後述する【応用編】のエージェントをご活用ください。

とりあえずどんな求人があるのか見てみたい転職活動初心者の方にとって自分の希望あるいは経歴に応じた相場観を知るためにはとても利用しやすい手軽なサービスとなっています。

3.「相談できる」転職サイト・支援実績トップクラス/リクルートエージェント
最後も大手の「相談できる」転職サイト・支援実績トップクラス/リクルートエージェントです。マイナビAGENTと同じく圧倒的な求人保有数とスピーディな対応が最大の特徴です。特徴や強みはほとんど同じなため、紹介される求人が被ることもあると思いますが、エージェントサービスとして両方使用しておけば、その時に世に出ている大手企業のほとんどの求人は確認できたと言えます。

エージェントサービスは担当者との相性もありますので、一方であまりマッチしなかったらもう一方でカバーという活用がおススメです。

【基本編まとめ】

dodaマイナビAGENT「相談できる」転職サイト・支援実績トップクラス/リクルートエージェントへの登録(カウンセリング)で大手企業を中心に、まずは今の転職市場にある求人をざっくりと見て自分の相場観も掴んでおく。

上述した大手人材サービスへの情報登録とカウンセリングをまずは行うことが【基本編】となります。情報入力は詳細でなくても可能ですので1~2時間もあれば全部のサイトの登録は完了します。

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step2 【応用】自分の志向と経験にマッチした専門エージェントに登録&カウンセリング

基本編の登録とカウンセリングでエージェントの流れやその時の求人、自身の相場観が掴めたら、いよいよ応用編です。応用編は、自分がこれまで培ってきた経験や今後の希望など、個々人の属性にマッチした専門的なエージェントを利用する段階に入ります。サステナブルインサイトが自信を持ってお勧めするサステナブルな専門エージェントをまとめてみましたので是非ご覧ください。

サステナブルな転職エージェント一覧

ESGサステナビリティ専門転職エージェント【サスキャリ】
 <特におススメできる人>
 ➤ESGサステナビリティ領域へ転職、キャリアチェンジしたい人
 ➤専門職でありながら幅広い企業で活躍している職種に興味がある人
環境ビジネスキャリア
 <特におススメできる人>
 ➤再生可能エネルギーや電池などエネルギー関連のビジネスに関心がある人
 ➤電力・エネルギー分野のバックグラウンドがある技術系の人
ハイクラス人材紹介サービス【コトラ】
 <特におススメできる人>
 ➤大手金融機関や不動産などの業界でのサステナビリティに関心がある人
 ➤コーポレート部門のキャリアからコンサルを目指したいと思っている人
【アカリクキャリア】
 <特におススメできる人>
 ➤理系の修士・博士の学位を持っている人
 ➤大手メーカーの研究開発職や有望なベンチャー企業に興味がある人
【アクシスコンサルティング】
 <特におススメできる人>
 ➤コンサルティングファームへの転職に関心がある人
 ➤経歴を総合的に分析してもらい色々な提案をしてもらいたい人
Samurai Job
 <特におススメできる人>
 ➤大手企業(メーカー、商社、インフラ)や外資系企業に関心がある人
 ➤転職で年収や待遇面のアップを強く希望する人
【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】
 <特におススメできる人>
 ➤管理系(総務人事、経理財務、法務等)のサステナビリティの求人に関心がある人
 ➤大手企業(メーカー、商社、インフラ)や外資系企業に関心がある人
キャリアの可能性を広げるなら日本のキャリアSNS【YOUTRUST】
 <特におススメできる人>
 ➤キャリアに関する情報収集をしたい人
 ➤共通の趣味嗜好、価値観を持つ方と繋がりたい人

★その他のおすすめサイト★
第二新卒・既卒もスカウトが届く【マイナビジョブ20'sスカウト】
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Otanomi(オタノミ)|【地方創生×副業・兼業】
よりそいキャリア
転職するならジールエージェント

人によっては「応用編だけでも良いのでは?」と思うかもしれませんが、応用編から先に始めてしまうと、サービスの善し悪しが分からず、知識量豊富なエージェントさんの言いなりになってしまう可能性があります。大手サイトでエージェントの対応の基本を知ったうえで、応用編のエージェントさんと交渉していくことでより良い結果に繋がりますので、転職経験のある人でも、基本をしっかり押さえたうえで応用に進むことをおすすめします。

彼らのような専門特化したエージェントは業界や会社理解度が段違いに高く、応募企業の一次選考役を兼ねているような担当者さんも少なくありません。もしその時に紹介される求人がなかったとしても、良い関係性を構築しておけば、求人情報が入った際にすぐに連絡をいただけるようになりますので、生涯お付き合いできる良きパートナーにもなり得ます。

各エージェントの詳細な感想や体験談については別記事でまとめてあります。

【応用編まとめ】

自分の属性情報(経験・年齢・希望)にマッチした特化型エージェントに2~3件登録してみる。その時に求人を紹介されなくても良い関係性を築くことを心掛ける。希望する求人があればエントリーを依頼してみる。

運営チーム全体では、基本編だけで済ませたメンバーはごく一部で、ほとんどが応用編で専門エージェントの紹介で転職を決めた、という結果でした。

注意事項として、応用編で挙げるようなエージェントは専門特化のため求人がその時に紹介されないこともあり、気長に見る必要がある、というのが統一見解です。

もし急ぎ転職したい方は、基本編の大手エージェントと応用編の専門エージェント両方を利用してとにかく自分がコントロールできる限りチャネルを増やしてみることを意識してください。それぞれの特徴を理解したうえであなたにあった転職活動をはじめてみましょう!

以上、サステナブルな仕事の全体像や就活ノウハウでした。皆さまの就職・転職活動のご参考となれば幸いです。

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