【学生編】サステナブルなキャリア事例・相談事例

学生編

サステナブルな仕事って具体的にどんなものがあって、どんな人が働いているんだろう。関心を持たれた方は本記事をご覧ください。これまで実際にキャリアカウンセリングを行った方たちのキャリア事例や悩み、ご相談事を、本人のご了解を得て匿名で掲載しています。

学生編では主に大学生、大学院生のキャリア相談事例を掲載しています。ご自身の進学までの進路選択に至った経緯や大学で実際に学んだこと、それらを活かしたい思いや就活の現状などリアルなお話をまとめています。
自分の専攻や状況に近い事例を探してご自身の今後のキャリアの参考としてみてください。

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Case1. 修士1年 環境情報学 

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大学時代
学歴 :私立大学修士
専攻 :地域の里山の再生や地元学生を対象とした環境教育活動

悩み

地方をテーマに仕事がしたいが地方にやりたい仕事がない

大学ではゼミや修士論文の活動と並行して地元の環境教育を行うNPOでインターンを経験したり、途上国に3ヵ月留学し、児童労働や貧困などの社会課題を目の当たりにしたことから、地方や途上国の課題解決に関われるような仕事がしたいと思っています。ただ、地方の就活イベントに参加すると、自分が思っているような調査やコンサルティングのような仕事は見つかりません。JICAや地方自治体に行くか、NPO的な活動で関わる以外に道はないのでしょうか。

あおみ
あおみ

counselingメモ

地方をテーマにした調査やコンサルティングに関心があるということですね。机上ではなくNPOや留学で原体験があることは素晴らしいですね。確かに自治体やJICAで職員として専業で取組む道もありますが、都心の大手シンクタンクや建設コンサルタントで自治体の支援を専業とする仕事は意外と多く、1つの地域やテーマに限らず多種多様な経験を積めます。経験を積んだうえで改めて自治体に転職だったり移住して起業などの選択肢もありそうですね。PPP/PFIで調べてみてはどうでしょう。

Case2. 学部4年 国際教養学部 

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大学時代
学歴 :私立大学 学部生
専攻 :欧州の廃棄物政策と処理システムについて

悩み
内定は複数獲得できたがイマイチ決めきれない…
大学入学当初から環境問題に興味があって、環境や人権に先進的な欧州への交換留学制度を利用したくて英語に力を入れて勉強しました。無事に選考に合格して一年間のドイツ、フランスに留学することができました。そこで画一的ではない地域の実態に合わせた環境行政や廃棄物処理の在り方について学んだことから、よりビジネスで環境貢献したいと思うようになりました。GW明けに帰国してきたので一般的には出遅れた就活だと思うのですが、再生可能エネのベンチャーや土壌汚染対策のコンサルティング会社から内定をもらうことができました。ただどうにも決めきれなくて、大手のサステナビリティ担当にも興味があるし、まだまだいろいろな企業を見たい気持ちが強くて、どうしたらよいか悩んでいます。

あおみ
あおみ

counselingメモ
短期間で内定も得られている通り、要点を掴んだりプレゼンテーションもお上手です。就活は気の済むまで活動すればよいと思います。努力して成果を出す成功体験をお持ちですので、中途半端な気持ちの決断は納得できないとご自覚もあるでしょう。一方で現実的に実行できるか不安もある。大手企業は採用が終わっている時期なので本気で狙うなら就職浪人するくらいの覚悟が必要です。ただ、中小・ベンチャーは通年採用の企業が増えましたので、大手ナビサイトではなくwantedlyやSNSから興味があると連絡を取れば歓迎される方が良いと思いますし、企業規模が小さい方が経営者とコンタクトも取りやすく視野が広がって、どんな決断をするにせよ納得感が高まると思いますよ!

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Case3. 学部4年 海洋保全生態学

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大学時代
学歴 :海外大学 学部生
専攻 :Great Barrier Reefの環境マネジメント手法

悩み
帰国してからの就活に不安
水産関係の研究員の母の影響もあって、幼いころから環境問題や特に海洋に興味がありました。海洋保全ではオーストラリアが世界的にも有名なので水産系の国内大学に進学した後に海外大に編入しました。現在はグレートバリアリーフの保全施策として行政や企業が行う環境マネジメント手法について論文を書いているところです。語学の面もあって授業のレポート提出はかなり厳しいですが、周囲の人たちも環境問題や自然環境保全の関心が高くて毎日が刺激的で留学して良かったと思っています。ただ、長期休暇のタイミングで帰国して海洋保全に関わる仕事を経験してみたいと思ったのですが、インターン先もなかなか見つからず、卒業後の就職が不安になってきました。

あおみ
あおみ

counselingメモ
海洋保全に直接的に関わる仕事を強く希望しているのですね。豪州は観光産業が日本より圧倒的に大きく強いので、自然環境保全に関わる仕事もたくさんありますよね。国内では九州・沖縄周辺の島々で活動するNPOがありますので、今度の休暇に体験してみては?ただ雇用規模は限られますので、視野を広げて調査経験が活きる行政やシンクタンクなども検討してみてはどうでしょう。サステナブルシーフードも今注目されていますので食品業界のベンチャーもきっと面白いですよ。語学をさらに磨いて現地就職や国際NGOだってあります。不安に負けず頑張ってください。

Case4. 学部4年 法学部

大学時代
学歴 :国立大学 学部生
専攻 :日本と海外諸国の気候変動政策に関する比較研究

悩み
より広い影響を与えられる仕事や組織にいきたい
将来、世の中に貢献できて、自分も社会的に認められる存在になりたいと考えた時に、公務員以外に浮かばず、ずっと公務員試験合格を目指して勉強してきました。無事に合格もいただいたのですが、同じような志を持っている友人と就活について話したところ、彼は大手シンクタンクを目指していて、政策知識やネットワークを持ってインパクトの大きい仕事ができるのは大手シンクタンク勤務の研究員だ、という話を聞きました。確かに最近の気候変動やサステナビリティなどの有識者はシンクタンクやコンサル会社の方も多く、その方がやりがいや成長を感じることができるんじゃないか、と自分の選択に迷いが出てきました。

あおみ
あおみ

counselingメモ
まずは難関試験の合格おめでとうございます。友人ともう少し前に意見交換ができていたら、とのことですが、逆にもし知っていた場合、二兎を追うことで今の結果が手に入らなかった可能性もあります。公務員でも環境政策のゼネラリストとして辣腕を振るってシンクタンクやコンサルから一目置かれている方は普通にいらっしゃいますのでご安心ください。
ただ民間の就活を経験しておくこと自体は今後の人生にプラスに働きますので、今からでもやってみれば良いのでは?公務員試験をしていたのであれば筋は通りますし、大手シンクタンクやコンサルは常に優秀な人材を求めていますので、合格者となれば面接対応する企業の方が多いと思いますよ。少なくとも私の所属していたコンサルでは「公務員内定者を引き込めるかも」と大歓迎でした。

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Case5. 修士1年 農学部

大学時代
学歴 :国立大学 修士
専攻 :農学部農業生命科学

人と関わる仕事がしたい
環境問題全般に興味があって、学部時代は地球環境学部に入り、現在は土壌の炭素固定をテーマに修論を執筆する関係で農学系に移りました。将来の目指す姿は昔から何かの専門家になりたいと考えていて研究者や専門的な資格を持って働くことをイメージしていたので、建設コンサルタントの環境系の部署に複数エントリーしています。ただ最近は環境問題が理系的なテーマだけでなくて、ESGやサステナブル経営などもあり、技術的な専門性よりもビジネスとかコミュニケーションを学んだ方が長期的に活躍できるスキルになるのでは、と思うようになりました。

あおみ
あおみ

counselingメモ
コンサルタントはコミュニケーションの仕事
理系、農学系で建設コンサル就職は王道パターンですね。私もそうでした。ただ建設コンサルはむしろ顧客や利害関係者の調整役となって大きなプロジェクトを推進・支援していくコミュニケーションが必要な仕事がほとんどです。書類仕事も多いですし、技術士や施工管理技士、RCCMなど関連資格を取得して専門家然とすることが必要な場面もありますが、基本的には省庁、自治体、関係企業、地域住民など多くの方々の中に入ってコンサルタントとして活動しています。最近は建設業界も脱建設で新事業としてコンサル領域を拡大していますので、その傾向はさらに高まってます。建コンでもESGやサステナビリティは良く扱うテーマです。そこに技術的な見地を加えて話ができるのは建コンならではの専門性と強みだと思いますよ。

Case6. 学部2年 国際教養学部

大学時代
学歴 :私立大学 学士
専攻 :教養学部アーツ・サイエンス学科
山間地メガソーラーの環境アセスメントについて研究

環境政策について総合的な力をつけたい!
とにかく環境に関する総合的な力をつけてから詳細の選択肢を増やそうと思って、文理融合で政策調査や環境アセスメントの調査まで学べる大学を探して入学しました。大学では初年度から積極的にゼミにも顔を出して先輩のフィールド調査にも同行させてもらったり、気候変動に関する国際NGOでのインターンを経験したり、とても充実しています。最初は環境省の職員が一番理想に近いと思っていたのですが、インターンや授業を通して、いわゆるメガコンサルやシンクタンクの方が政策や大企業と接点が持てて自分自身の力を着けられるんじゃないか、と思うようになりました。国際的な仕事にも興味があります。

あおみ
あおみ

counselingメモ
キャリアの計画が具体的で実践もできていて素晴らしいですね! 全方位に向けていた熱量を絞っていく時期になっていますね。総合力と言う点でコンサルや行政を目指すのは両方ありだと思います。どちらからでも転職ケースは多いので社会人キャリアで見れば後か先かの話ですね。コンサルは長期インターンも積極的なので今からでも経験ができます。行政職は努力と運次第ですが、国費留学制度を使って海外在住したり国際会議に参加も可能です。コンサルも特に外資系であれば海外拠点とネットワークがあるので常日頃グローバルな環境で仕事ができますし、行政機関を支援する上流工程の仕事も経験できますよ。

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Case7. 修士1年 理工学部

大学時代
学歴 :国立大学 学士
専攻 :理工学部物理学科
ゲリラ豪雨の発生メカニズムと水害対策に関して

悩み
好きなだけでは仕事はできないのかも
大学ではC、Fortran、Pythonなどを使って主に水害に関するシミュレーションの論文を書いています。環境問題は昔から関心があって、プログラミングや解析も好きなので仕事でも活かせたらいいなと考えて理系向けのイベントに参加したんですが、外資コンサルや金融の人たちばかりで、金融やビジネスの話をされたんですけど、住む世界が違うというか性格が違うというか、全く合いませんでした。会場のキャリアカウンセラーに相談したら、自然環境分野の研究の仕事は少ないし不安定だし、今は金融やコンサルがチャンスだよという話をされたんですが「いや全然興味ないんですけど」って感じで。自分のしてきたことはあまり意味がなかったのかなって、就職活動そのものにネガティブな気持ちになりました。

あおみ
あおみ

counselingメモ
理系の中でも金融工学や経営テーマのイベントだったのでしょうか。興味を持って取り組んでいたものが否定されるような感覚はつらいですね。言ってしまうと参加イベントが失敗だっただけで、関連分野や活かせる仕事は増えていますよ!金融の世界でもリスクコンサルティングという世界では保険商品開発のために自然災害、特に水害に関する被害のシミュレーションを仕事する研究員やコンサルタントが活躍しています。グリーンフィンテックと言う言葉もありますし、気候変動や防災、緩和・適応ビジネスというキーワードで探してみたら関心事に近い仕事と巡り合えるのではないでしょうか。DX以上にGX(グリーントランスフォーメーション)やグリーンテックはこれから盛り上がっていきますので経験を活かした活躍の道は絶対にありますよ。

Case8. 学部3年 環境学部

大学時代
学歴 :私立大学 学士
専攻 :生命環境学科
閉鎖性海域の汚染状況と生物調査

悩み
本当は生物調査に関わる仕事がしたいが仕事がない
子どものころに環境学習のイベントに参加して東京湾の水質調査をしてから海や生き物に興味を持つようになりました。大学では東京湾を対象に閉鎖性海域の汚染除去や生物調査に取組んでいます。昔からやりたかった内容なので1年生のころから研究室に通って調査に関わっています。このまま関連する仕事ができればいいんですけど、実際に就活をしてみると新卒で生物調査ができる仕事はほとんどなくて、環境省のレンジャーとかも見てみたんですが、正規職員ではなく期間雇用と知り親にも反対されました。建設コンサルタントが近いと思うのですが、話を聞くと必ずしも生物調査の部署配属になるかは分からないと言われて悩んでいます。

あおみ
あおみ

counselingメモ
生き物の調査を仕事にしたい、と希望する人はいつの時代も多いですね。私もそうでした!ただ日本は国土が狭く保全よりも開発に伴うアセスメントから発生する生き物調査がほとんどで市場規模自体が大きくありません。そのため生物調査を専業とするような企業は建設コンサルタントの環境部門か数名の零細企業、もしくは個人事業主くらいです。あるいは財団や社団といった行政に近い組織もありますが、人数が少なく新人育成ノウハウに乏しいのでキャリア形成の観点であまりお勧めしません。国内に数社ですが環境事業メインの建設コンサルもあるのでそこにチャレンジしてみてはどうでしょうか。ただ希望者も多いので実力を磨く必要があります。本気で希望するなら学会に所属したり、進学も検討されてみることをおススメします。

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Case9. 学部3年 政治経済学部

大学時代
学歴 :私立大学 学士
専攻 :政治経済学部
サステナブル経済のゼミで日本企業のESGリスク対策に関して勉強

悩み
文系でも専門スキルが身につくのか

大学のゼミがきっかけでサステナビリティや気候変動に関心を持つようになりました。就職もESG対応が進んだ企業を目指して、その中で専門的なスキルを身に着けて働きたいと思っています。ただ、企業のメーカーの環境の仕事は環境法規やGHG排出やエネルギーなど環境の専門知識が求められるものが多そうで、特に理系でもなく環境の授業も選択してこなかった自分には難しいのかな、と。エネルギー管理士や公害防止管理者という資格もあることを知ったのですが自分にはとても難しく思えます。こんなことなら理系に進学しておくべきだったと後悔しています。

あおみ
あおみ

counselingメモ
理系優遇な世の流れもあってか、コンプレックスに感じてしまう文系の方も少なくありませんね。でも結論を言えば、理系でなければ専門スキルが身につかないことは絶対にありません。ゼミでリサーチ対象としているのはサスレポや統合報告ではないでしょうか。それらは環境部が全てつくっているわけではなく、経営企画・IR・広報・人事・購買など様々な専門職の人たちが関わってサステナビリティに対応しています。サステナブル全体で見れば環境はESGの通り、ごく一部にすぎません。確かにエネルギー管理士などは理系で機電系が優遇されますし、文系から学ぶにはハードルが高いところもありますが、S・G領域は文理一切関係ありません。環境、というよりもサステナブルに目を向けていろんな仕事を見てみましょう。

Case10. 修士2年 環境情報学

大学時代
学歴 :私立大学 修士
専攻 :環境情報学
宗教を背景にした世界の環境問題と食糧課題に関する研究

悩み
なにがサステナブルな仕事なのか分からなくなった
大学の研究で宗教や文化が今の気候変動や人権などのトピックにも昔から大きく影響を与えていることを学びました。自分も仕事を通じて人の価値観にインパクトを与えるような仕事がしたいと思い報道やメディアの業界に絞って就活をしていましたが全て見送りとなってしまい、それ以外を一切考えてこなかったので、これからどんな企業や仕事を選ぼうか見えなくなってしまいました。就活サイトでSDGsやサステナブルと書いてあっても通り一遍な情報だけで差別化し辛いですし、影響度合いと考えると自分にはどれも見劣りして見えてしまいます。

あおみ
あおみ

counselingメモ
第一志望の業界は残念でしたね。大学ではとてもスケールの大きな研究をしていらしたんですね。インパクトについては、深さや広がりをどう考えるか。ポジティブかネガティブかなど色々な視点が持てそうですね。例えば金融の世界はあらゆる業界に対して影響を与えるので「インパクト」という観点では非常に大きいですよね。大規模な民間資金を巻き込み、環境や社会課題にポジティブ影響を与えるインパクトファイナンスというものもあります。報道やメディアとはまた違いますが、こちらもスケール観の大きいサステナブルビジネスですよ。

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Case11. 学部3年 経済学部

大学時代
学歴 :私立大学 学士
専攻 :経済学部
サステナビリティレポートについて研究したい

悩み
新卒でチャンスはありますか?

授業で企業のサステナビリティレポートを調査することがあって、業界に分かれていくつかのレポートを集めて読む機会がありました。正直中身にはあまり関心が持てなくて、使っている写真とかデザインも似たり寄ったりでつまらないな、と思っていたのですが、ある食品会社のレポートは全然違ってすごく分かりやすくて会社のことだけでなく世界の食糧問題も良く分かる読み物になっていて。なんでこんなに違うんだろうと思ったら写真とかイラストとか、数字の出し方とかデザインが全然違ったんです。今は企業と言うよりもサステナビリティレポートをつくることに興味があります。こういう仕事って新卒でチャンスはあるんでしょうか。

あおみ
あおみ

counselingメモ
サステナビリティレポートそのものに関心を持たれるとは通ですね!いまや上場企業はほぼ100%が何かしらの形でサステナビリティ情報を開示するようになり、レポートも紙媒体だけではなく専用のWEBサイト制作にも力を入れています。もちろん会社は自前で作るのではなく専門の制作会社に依頼するのでそのような仕事に携わる機会はありますよ。ただ、専業でサステナビリティレポートとなるとかなり限られてきますし、ほとんどの会社が色々な制作物を請け負う中での一部、という位置づけですのでそこは時間を掛けて調査する必要がありますね。あと時間があれば海外のレポートにも触れてみるといいですよ。ステークホルダーごとに打ち出す情報やデザインも変わっているのでその違いも楽しんで見れると思います

Case12. 学部3年 法学部

大学時代
学歴 :私立大学 学士
専攻 :法学部
米国の州ごとの環境政策の比較研究

サステナブルな専門性を着けるために今からできること
法学部は就職に強いという理由だけで選んだので、それほどこだわりはありませんでした。ただ、気候変動政策について学んだことで環境問題全般に興味を持つようになりました。特にアメリカは州ごとに重視するトピックが異なり政策や法律にも影響していることを知って、これからの日本でも地域性を考慮した取り組みが進んでいくのではないかと考えました。探したところ廃棄物業界の新卒採用が最も多かったこともあって幾つか内定もいただきました。一社にずっといるのではなく、色々なところを経験したいのでスキルが磨けるかを重視して決めたいと思っています。ゼミの発表内容も目途がついて時間ができたので今からでも社会人になったときに活かせる知識やスキルを磨きたいと思っています。

あおみ
あおみ

counselingメモ
就活お疲れさまでした。先を見据えて自主的に学ぶ意欲をお持ちで素晴らしいですね!
今の学生と言う立場を活かすのであれば、長期のインターンを経験してみてはいかがでしょうか。静脈産業に進む前に、逆のメーカーを経験してみるとサプライチェーン全体が理解できて面白いと思います。敢えて全然違う業種にチャレンジすることで見えてくる世界が大きく広がると思いますよ。頑張ってください!

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Case13. 学部4年 政策科学部

大学時代
学歴 :私立大学 学士
専攻 :政策科学部
アパレルメーカーの児童労働問題への対応に関する研究

悩み
英語を活かしたサステナブルな仕事がしたい
小中学生のころから自治体の制度を活用して海外のホームステイを多く経験して、大学も一年の留学制度があるところを選びました。英語やコミュニケーションをとることが好きなので、グローバルな舞台で語学を活かして活躍したいと思っています。今は海外のアパレルメーカーのサステナビリティについて学んでいて、やはり海外の方が先進的だなと思いました。アパレル業に特にこだわりがあるわけではなかったので、観光業とか商社を狙っていたのですが「志望動機が弱い」という指摘を複数受けて自分もその通りだなと思いました。改めて英語に加えてサステナブルを軸にしたいと思い海外大学への進学も考えたのですがコロナの影響で難しくなりました。一から就活を見直したいと思いますが、語学力を活かしたサステナブルな仕事にはどのようなものがありますか?

あおみ
あおみ

counselingメモ
語学が活かせないサステナブルな仕事はない
コロナで留学を断念される方は多いですよね。仕方ないことですが意欲ある若者の熱意が削がれてしまうのは社会全体にとって大きなマイナスだと思います。ただ何度も渡航して語学力だけでなく異文化の原体験も培われていますのでご自身なりの武器は既にお持ちです。海外の方が先進的なのはアパレルに限らず、特にサステナビリティは圧倒的に海外勢がリードしています。メーカーなどグローバルにビジネスを展開する業種や企業であれば必ず活かせる道が見つかります。あとはそれらを支援するコンサル業もリサーチには語学が必須です。もう少し業種を広げて頑張ってみてください。

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