8月17日 サステナブル経済ニュース「練り製品はSDGsの優等生 新需要ですり身値上がり 他」

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練り製品はSDGsの優等生 新需要ですり身値上がり

・かまぼこやちくわの原料となるスケソウダラのすり身の価格が上がっている。世界的な健康志向の流れに乗り、練り製品の需要が伸びているためだ。同時に、持続可能な開発目標(SDGs)への関心の高まりも、資源管理が行き届いたスケソウダラに光を当て、ヘルシーさや簡便さだけではない需要を練り製品にもたらしている。
・練り製品メーカー大手のカネテツデリカフーズ(神戸市)では、魚の味わいや食感に似せた「ほぼシリーズ」を14年から販売。ズワイガニに近づけた「ほぼカニ」やホタテ、かきフライやウナギなど様々な種類の練り製品を展開してきた。
・すり身の原料となるスケソウダラは、資源環境への配慮が徹底された優等生だ。水産資源や環境に配慮し持続可能な漁法で取っていることを示す「MSC認証」も取得している。
(8/17 日経新聞)

練り物は作り手にとっても優しい。鮮度や食中毒のリスクも少なく、小骨などを取る煩わしい作業工程もない。まさしく「三方よし」の食品!

猛暑のデータセンター冷却対策 サーバー丸ごと沈める

・今夏は記録的な熱波による温度上昇でデータセンター内の空調機器が故障し、米グーグルや米オラクルのクラウドサービスが一時的に利用できなくなった。
・大量のサーバーが発する膨大な熱にどう立ち向かうかは安定的なデータセンター運用、クラウド運用の要。加えて、データセンターの稼働に伴う温暖化ガスの排出量を抑える「データセンター脱炭素」も、世界で関心の的になっている。より効率的な冷却技術を取り入れたデータセンターの整備は喫緊の課題となっている。
・対策の目玉の1つは、冷却液を満たした容器にサーバーを丸ごと沈めてプロセッサーなどを冷やす「液浸方式」の冷却システム。冷却効果のメリットだけでなく、冷却液の中は温度や湿度の変化が少なく、ほこりとも無縁だ。結果としてサーバーの故障率を低下させる効果も期待できる。
(8/16 日経新聞)

AIや自動運転など高度な計算処理が必要な技術は消費電力と発熱が膨大になる。テクノロジーの進化には冷却技術の進化も必須。

➂食品廃棄物を電気に さがみはらBGPがバイオガス発電所

・国内で年間300万トン以上といわれるスーパーや食品工場からの食品廃棄物を、電気に変えようという取り組みが相模原市で動き出した。同市のさがみはらバイオガスパワー(BGP)が6月、食品廃棄物の発酵で発生するメタンガスを利用したバイオガス発電所の建設に着工。事業系で生まれる食品ロスを有効活用し、再生可能エネルギーのバイオガスを活用することで脱炭素にもつなげる。
・完成すれば1日30トンの食品廃棄物を発電用として受け入れられるようになる。
・まず首都圏近郊の食品メーカーやスーパー、給食などでつくり過ぎたり、期限切れとなったり、食べ残されたりした食品廃棄物を同社が処理費用をもらって回収する。発酵タンクで発生させたメタンガスを燃料に発電機を稼働させる。
(8/16 日経新聞)

食品廃棄物は家畜用の飼料にも利用できるが、油分が多いと動物に与えられない。バイオマスを余すことなく活用してフードロス問題に取り組んでいる!

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